や、魔改造ってほどでもなく、切ったり穴あけたりしただけですが。
無駄遣いアイテム、発掘
毎年おなじみの工作ですが「はてさて、来年の手帳はどんな塩梅にするかな・・・。」と、思いながら部屋の掃除をしていると「・・・これ、ハンズが東急ハンズだった昔に、衝動買いして、ぜんっぜんつかってないやつだよなあ・・・。」と、無駄遣いアイテムが発掘されました。
厨二病の同胞たちが、一度は憧れる(んじゃないかな)!トラベラーズノート!!
閉じる用のゴム紐も、どこ行ったの?!・・・あれ?この時の写真見ると、すでに無くなってますね。
上記イベント時に持って歩いてから、もう7年近く。ただただ「しまっていた」だけなので、そこまで状態が悪いわけでもないのですが「レザーに対して、手入れらしい手入れをしないで放置」という、なんかもう大人としてあるまじき放置っぷり。
これはうっかりしていると、使うことなく朽ち果ててしまうのではないか?まだまだ自分はコレを持ってカッコいい旅人(どこに行く気だ)になるまでには、時間がかかるんではあるまいか?
じゃあ、2025年の手帳カバーにして使おう!
と思いたったのは、いいのですが・・・。
カッコいい縦長のレギュラーサイズを、ちょん切ったりするのに、ものすごく躊躇した
手帳自体はいつも通り、ほぼ日手帳。またお世話になります。
普段の工作では、不要な部分をちょん切ったり、無駄に一部分使ったりするのに、全くと行っていいほど躊躇がないのですが「コレを切るのか・・・。なんかもったいないなあ。最初からそういうサイズの革を買ってくればいいんじゃないかな。」「ほぼ日のweekを使うようにすれば、切らなくていいんじゃないかな!」と、なぜかトラベラーズノートを有効活用するはずなのに、だんだん本末転倒な考えになってしまったりして、カッターナイフを入れるのにやたら躊躇しました。
コレはアレだ、トラベラーズノートを買った事自体を「無駄遣いって認めたくなかった」んだあ!
しつこく無駄遣い無駄遣いと書いてますが、トラベラーズノート自体は、すごくいい商品です!使いこなせない自分が悪いのです。
千枚通しでは、穴が通らない!
本革ですので、本来ならきちんとした専用刃物で切るべきでしょうが、カッターナイフで切断。
「おお!本革ってこんなにジャキジャキしてて、しっかり切る必要があるのか!」と感触も新鮮でした。
そのままトラベラーズノートのレフィルを固定する、ゴムと栞を通す穴を「千枚通し」で開けようとしたのですが、これが全然穴が空かない!
穴の部分は「ポンチ」を使って開通。本革の強靭さを改めて思い知りました。
さて、トラベラーズノートは背表紙部分に「縦に穴」が空いており、そこに「レフィルを固定するゴムと栞」を通しますが「通す位置の都合上、カバーがレフィルより『縦に長め』になっており『カバーはレフィルより、上下に1cmぐらいの余裕』がある」というサイズ感になっています。
どうもこの『上下に1cmぐらいの余裕』が、しっくりこないので、本革自体は手帳のサイズに合わせて切断し、そのサイズに合わせて背表紙部分に「縦に穴」ではなく「横に穴」を開けて、見様見真似で「手帳を固定するゴムと栞」を通してみたのですが・・・
- 「横に穴」だと、手帳を広げたときに、丸い栞の金具が「横にズレてくれない」ので、手帳が安定せずに書きづらい
- 「横に穴」通しだと、文字を書こうとするたびに手帳がずれる
諦めて「縦に穴」を空け直して、かつ「ほぼ日手帳本体に『切込み』を入れて、ゴム紐を通す」ことで、手帳のずれを回避することに成功しました。
ほぼ日手帳の強靭さがあっての工作、ありがたや。
やっぱり世界に誇るアイテムというのは、ちゃんと設計されてるんだなあ。
まとめるゴム紐も自作、歯車つけただけ
で、専用の「手帳をまとめる細いゴム紐」も、当然見つかりゃしませんので、髪をまとめるゴム紐に、ジャンクパーツの歯車をつけて、ちったあ趣味のスチームパンク感を演出。
手帳と一緒に出てきた、過去の工作にも使った「同じ形のジャンクパーツ」お前さんも随分長く眠ってたのね!すまんのう。
アクセサリーにした時と同じように、この「オウムガイ」みたいな部分だけを使いたく、ひたすら紙やすりて擦りまくり、ゴム紐を通したものを「まとめるゴム紐」に仕立てました。
なお、このアクセサリーは今現在、首にかける紐が、エレキバンの「マグネループ」になるという、大進化を遂げています(管理人は退化!)。
そのうち、まとめるゴム紐が、どこかに行っちゃうよ!
背表紙の部分に「縦に穴」を空けたことで、栞の金具具分が「すっ」と横にずれるようになり、ほぼ日手帳の良さの一つ「パタンと開いて書きやすい」が維持できるようになりました。
今回は魔導書でもなく、さしたる大改造でもなく、普通に社会人として持って歩いても、ほとんど差し支えないシンプルな工作になりました。そしてトラベラーズノートの本革の肌触りは気持ちよく、大して書き込みもしないくせに、持って歩くというモチベーションにつながっています。
そして管理人の雑な性格からして「手帳をまとめるゴム紐」は、すぐにどっかに行っちゃいそうです。