時計の真鍮ジャンクパーツをアクセサリーにカスタマイズ
オウムガイみたいな形の真鍮部品
手作りアクセサリーパーツを豊富に取り扱っているこちらのお店「abc500en」はよく利用させていただきますが、販売しているジャンクパーツの中に面白い形の真鍮部品を見つけました。
真鍮ということと、何らかしらの歯車というのは分かるんですが、何の部品かは不明。
ですが、この中央の形が面白く、管理人が気に入って使うことも多いモチーフ「オウムガイ」のような形も気に入り、何の部品かGoogle先生の画像検索という力を借りて調べた結果「振り子時計の本打式」の「時打ち」という部品を動かすためのパーツである事が判明。
一時間毎にポンポン音を鳴らすための「12」の凹凸のため、このためこんな変わった形をしているようです。
形が非常に気に入ったのと、薄くて小さいため「オウムガイの形の部分だけ、ペンダントにしてみよう」と、作業を始めました。
穴が空いていたり、線が引いてあったり?
時打ちの歯車は複数購入したのですが、よく見ると「大きさや比率、穴の開け方」がおのおの異なります。これは時計のサイズや追加機能の違いなのでしょうか。
とにかく「削って、みがいて」それだけ
工作、クラフトといった表現を使うほどでもない今回の作業。ただひたすらに「不要なパーツを可能な範囲で切り離し、ひたすら紙やすりで削る」だけでした。
不要部分の切断がちょっと専用工具が必要になるかもしれませんが、これがジャンクパーツということもあり、真鍮が劣化しているためか1時間もかからず削り終わってしまいます。
ラインは消えないと思ったのに・・・
当初、ラインが入っているタイプは「真鍮を12枚別パーツにした物を、圧着したような変わり種タイプ」と勝手に妄想していたのですが、磨き始めたところ「・・・あれ?線がどんどん消えていってる・・・。」と、線が消えていってしまっています。
よくよく見たところ、線はただの「汚れ」のため、削れば削るほど消えていってしまいました。残念・・・。
紐を通して、小さい歯車をアジャスターにしてペンダントに
とまあ、すでに穴が開いているタイプを削って、みがいてペンダントとして普段から身につけています。
お手入れについて
真鍮の弱点は「すぐに黒ずむ」。
このため定期的に磨いていますが、この場合も専用の道具も使わずに「歯磨き粉」でガシガシみがくだけです。今のところ緑青なども発生せずに使えています。
ただお手入れと言っても「この黒ずみがかっこいいんだ」という方もおられるでしょうから、お手入れの頻度は「お好み」でいいのでしょうね。
この形は・・・「いよかん」むくアレと一緒!
単に形が気に入っているだけでなく、頑丈で特徴的な形をしているため、作った当初から「これってさあ・・・男性が工具持ち歩く浪漫と一緒なんじゃ・・・。」と思っていたのですが、実際に大活躍してくれてます。
一定年齢より上の方ならご存知かもしれませんが、大量にいよかんを買うとついてきてた「鳥の形のアレ」を真っ先に思い浮かべてしまいます。
実際に「いよかん」の皮をむく「鳥の形のアレ」として使えますし、ちょっとしたネジのゆるみを治す時も大活躍・・・そして、プラモデルやらおもちゃやら慢性的にダンボールが届く我が家では・・・。
こんなことにも大活躍・・・。カッターわざわざ出してこなくてラクだねぇ・・・。