シタデルカラーを使って、ヴェルビンの塗装をしました
知らないキャラクターなのに買ってリペイントしてます
すいません。ダンバインは「家人が遊んでいるスパロボ」を横で見ている程度にしか、知らないんです。
以前、ダライアスシリーズの「ナイトフォスルの展示ケースをカスタマイズ」ということをやっておりますが、このときもナイトフォスルのことを全く知らないでやってます。ですので、色が違うぞおかしいぞ、というご意見は十分に理解しておりますですよ!
元々、出渕裕の「マイナスドライバー感」「虫なの?化物なの?」「敵かな?見方かな?」なデザインは好きでしたので「へー、かっこいいフィギュアが出るんだねえ。」と(・・・そういえばルーンマスカーの2巻はいつ出るんだ?ということをボンヤリと考えながら)、先入観がほぼ無い状態で購入しました。
このままでも十分カッコイイ!イケメンすぎる!
ヴェルビンの「カッコよさ」と「可動域の広さ」はレビュアーの皆様方におまかせするとして、普段こういった市販のフィギュアを買っても写真をあまり撮らないのですが、今回ばかりは「カッコよさ」と「可動域の広さ」についついポージングで遊んでしまいます。
以前、黄金聖闘士のクロスマイスの開発者様のインタビューか何かで「女性は関節のギミック部分が露出しているのを非常に気にする」とおっしゃっていたような記憶があります。
ダンバインのプラモデルでも、自分が女だからでしょうか。「股関節の関節部分」が非常に気になり、あまりカッコいいとは思っていなかったのですが、このROBOT魂のヴェルビンは股関節に「プロテクターのようなパーツ」が有るため、股関節部分があまり気にならなくなっているようにも思います。
実際にポージングしてみてわかったことなのですが、モデラーやフィギュアレビュアーの方々の写真は「相当ポージングを研究されているんだなあ。」ということです。剣を構えるにしても「刃を見せるか、見せないか」という写り一つでイメージが全く変わります。今度撮影するときにはもっと先駆者様達の写真をよくよく研究しておこう・・・。
出渕裕デザイン画≒すすけた感じ?
さて、ヴェルビンが何者か知らないで遊んでいるのですが「・・・なんか出渕デザインとしては、ツヤツヤ感があるなあ〜。もっと「すすけ」てて欲しいなあ〜。」という感覚になっていきます。
おそらく、管理人のイメージする出渕デザインは「ガンダムやパトレイバー」側ではなく「仮面ライダーやルーンマスカー、ラーゼフォン」側に寄っているのでしょう。「石像とか陶器みたいな、触ったらサラサラしてすすけている感じ」にしたいなあと考え始めました。
前から気になっていた「シタデルカラー」
さて、家人がホビージャパンを定期購入していることもあり、ウォーハンマーというコンテンツを拝読するのですが、そのコンテンツで用いられている「シタデルカラー」という塗料が非常に気になっておりました。
販売しているヨドバシカメラに足を運ぶことも多いため、「あの面白そうな塗料は、どんな塩梅なんだろうか?」という疑問もあったことから、今回はシタデルカラーでヴェルビンをリペイントすることに決定。
まずは金ブラシで物理的にすすけさせてみる
「下処理 兼 すすけさせる」ために、全体を「紙やすり」で擦ろうと思っていたのですが・・・。
「こんな細かいパーツ、紙やすりじゃ無理だよ!それにザクザク指に刺さるよ!(ヴェルビンのパーツは鋭利なものが多く、実際出血するほどぶっ刺してます)」と、いきなりつまづきます。 キチンと分解できれば良いのですが、なにぶんROBOT魂自体の購入が初であり、どのくらいまで分解して原状復帰できるか検討もつかないので、ヒヤヒヤしながらの作業なのです。
そんな中、同様にダンバインシリーズをカスタマイズしている先駆者様の記事で「金ブラシでこすってダメージ加工」という記事を発見。
「そうか、金ブラシでこすって下処理をすればいいのか」とさっそうと100円ショップに走り、早速こすってみます。
キレイにすすけた
想像以上にキレイにすすけて、艶が消えました。
胸のコックピットの開閉部が「塗料が剥がれた」ため、半透明になっています。
シタデルカラーの特徴
最近読んだホビージャパンのウォーハンマー特集が「シタデルカラーの塗装方法」だったので、それを参考に写真むかって左から
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- 基本塗装用の「ベース」タイプ
- スミ入れ用の「シェイド」タイプ
- ドライブラシ塗装用「エッジ」タイプ
下地にもよるのでしょうが「サーフェイサーを考えなくても良い」ような発色の良さがありました。
写真でも解るように、かなりシャバシャバなため「隙間」に流れていくのがかなり早いようです。
はなっからドライブラシ用としての塗料のようで、かなり固め。「スチームパンカーの金属ダメージ系の塗装」で重宝しそうな塗料です。
この3タイプを購入。「順番通りに塗れば、素人でも上手く塗れる」というレビューも多いですが、はてさて?
蓋が特徴的な形をしております。これは漏れ防止なのか、塗料の取り皿として使うのか、なんにせよ塗料そのものの「とろみ」というか「粘度」が一目で解り、非常にユーザーフレンドリーな構造にも思えます。
ドライブラシ用のブラシを使わず普段は作業していたのですが、今回は通常のブラシでは塗料が乗りすぎてしまうため、100円ショップの筆先を切断してドライブラシ用の筆にカスタマイズしての作業です。
発色良し!食いつき良しのシタデルカラー
ベース用のカラーを足にぬってみたところです。非常に食いつきがよく発色も良いため、作業が早い早い・・・。
初めてシャネルのマニキュア使ったとき(シャネルのマニキュアは本当に発色がよく、速乾性もあり使い勝手が良いのです)みたいな感動がありました!
ベース用カラーとスミ入れ用のカラーが近しい色ですし「色ムラがあった方がいい」ぐらいの塗装にする予定なので、ザッカザッカ塗りたくります。
一日で終わってしまった!食いつきよし!
流石に乾燥を待たなきゃいけないだろう・・・と思っていましたが、先駆者達のシタデルカラーレポートの多くが「すぐ塗り終わる」と書いてあったように、本当に速乾性があり、あっという間に終わってしまいました。
羽だけはMr.カラーで塗ってます
羽根の造形が非常に美しく、ヴェルビンのレポートが「可動域」を主立ってアピールしているものが多かったので、写真に残させていただきました。
シタデルカラー、もうちょっと安いとうれしいなあ
シタデルカラーの弱点があるとすれば、その単価です。
もうちょっと上手に探せば安く上げられるのでしょうが、タミヤやMr.カラーに比べると2倍から3倍近くの単価になってます。それでも発色と食いつきの良さ、「順番通りに塗れば、素人でも上手く塗れる」設定を試してみてはいかがでしょうか?
おまけ。管理人がヴェルビン塗装を始めたら、家人が急にダンバイン作り始めたので、並べて記念撮影。