手強いが解けたときの爽快感は格別【SCRAPのゲームブック】

推理

藤原宰太郎先生にはお世話になりました

物語の世界の探偵になりたかったです

自分は「推理小説」自体はあまり読まないのですが「推理クイズ」というものが大好きで大好きで、幼少時は「本を読むな」と不条理な怒られ方を親兄弟から受けたものです。
さて、推理クイズ好きなら一度は名前を聞いたことがあるであろう「藤原宰太郎」の著書の多くは、いわゆる「古典推理」と呼ばれる推理小説から、トリック部分を引用して紹介するというものが多かったように記憶してます。これは純粋な推理小説好きの方々からは賛否両論と伺っていますので、今となってはあまり純粋には喜べないのですが、幼少時には藤原宰太郎著書の「推理クイズ」と書かれている文庫サイズの本を読み漁ったものでした

双葉文庫、創元推理文庫などのゲームブックにもお世話になりました

手元にすらありませんが自分が色濃く覚えているのは
「プロ野球?殺人事件」「マルサの女」のゲームブック。引用元無しなのはご勘弁。この2つはRPGが主流の中で、かなり尖った内容で印象に残ってます。推理パート部分はそうとう練られていたはずです。うーん欲しくなってきた。古本屋巡りで見つけたら買ってしまいそうだ・・・。

推理ゲームもそりゃあ楽しませて頂いております

ポートピアにオホーツク、ファミ探に逆転裁判、神宮寺三郎はもちろんのことダンガンロンパシリーズ。色々ありますが、特化して書かせていただきたいのは

PCゲームの「高原警部補シリーズ」は、音楽も素晴らしく、よくできた火曜サスペンスのよう。コミックメーカーで作られてた音楽だけ取り出して「俺サントラ」まで作って狂ったように聞いていまいした。高原警部補シリーズは制作会社が無くなってしまったらしく遊ぶことが叶わなくなりました。
えむぃ氏のゲームも現在Windowsのバージョンではなかなか遊ぶことも一苦労。運が良ければ動画で見ることができるかもしれません。遊べる環境下になっているなら、ぜひ遊んでいただきたい逸品です。

推理ゲームとは違うかもしれないが、今はSCRAPのゲームブック


ゲームブック文化が消沈化してしまい、古今東西という推理トリックが出尽くされたであろう21世紀。さて、探偵気分に浸れるコンテンツは皆無になったのか・・・と残念がっていた時、SCRAPのゲームブックに出会いました。

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正直、本としてかつゲームブックというくくりで買うとなると、すこしお高め。お値段が高くて二の足を踏んでいる方も多いでしょうか、そこはぐっとこらえて買われることをおすすめします。

  • 昔のゲームブックと違い、パラグラフ(先へ進むの番号)総当たり戦では先に進めない
  • DTP職人が徹底して作り上げたといっても過言ではない、本を本たらしめる構造をフルに使ったトリックの数々(『システムの抜け穴』を駆使したえむぃ氏のゲームの作りに似ています)
  • オンライン上で答え合わせという今日のニーズに合わせた最終推理

では、一番最初に遊んだ「人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される」から、ご紹介です。

人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される

脱出ゲームブックvol.1『人狼村からの脱出?狼を見つけないと、殺される』 | リットーミュージック
リアル脱出ゲームの名作イベント「人狼村からの脱出」をモチーフに、謎やストーリーを一から考案した、新作ゲームブック。

その村では、村人に扮した狼が、夜な夜な人を襲っているという。
不可解な呪文、あやふやな目撃証言、難解なパズル──。
あなたはこの本に隠されたすべての謎を解き明かし、
物語のエンディングに辿り着くことができるだろうか?
(紹介文より)

いわゆる「人狼ゲーム」をモチーフにしたゲームブックです。
本家の人狼ゲームの世界観よりは、すこし近代化した時代。とある村から探偵であるあなたに「調査の依頼」が舞い込んできます。それは「昼間は人間の姿で身を隠し、夜は恐ろしい狼に変身して村人を襲う伝説の人狼」が、村人に紛れ込んでいる。それを探し出してほしいとのことでしたが・・・。

で、読んだことのある方ならもう分かるでしょうが、紹介文はこれ以上書けないというくらいの密度なのです。自分はほとんど突っかかることもなく2週間程度でクリアしましたが、実に楽しい日々でした。
紹介のために、また人様にプレゼント用にすこしだけ読み直し始めたのですが、あーーだめだ、面白そうだ!細かいパズルは忘れているので、もう一回買い直して遊んでみようかなあと思った次第です。

中古品で出品されていることも多いのですが、人に貸さない前提で、バリバリ書き込むタイプの本ですので、新品でのご購入をおすすめします。