今年も作った手帳の「ガワ」です
今年の手帳工作は、ちょうど任天堂の「ファイアーエムブレム風花雪月」にドハマリして遊んでいたため、その世界観をパクらせていただいて作ったシロモノです。
エキシビジョンパスの狼、カッコいいなあ
シリーズ化されている老舗ブランドゲームだけあって、面白さは健在。かつこの記事を書いている最中、現在進行系で遊んでいます。
2020年の手帳のガワは、作品で使われている
- 紋章のデザイン
- 追加要素配信のビジュアルデザインに使われている狼のデザイン(まだ追加エピソードどころか、全ルートをクリアしておらす「エキシビジョンパスの狼は、多分○○◯○をイメージしたデザインなんだろう」と思って作ってます。やり込んだ人だけ解ってください。)
をパクらせていただき、いわゆる「神がかり的な『力』を封印した禁書」的な、なんとも酷い厨二妄想で作業を進めます。
準備
- ほぼ日手帳 文庫サイズ
- 本カバー 文庫サイズ
- マジックテープ
- ベルポーレンやボール紙など(手帳と本カバーのサイズがぴったりなら不要)
- スタンピングリーフ
- インスタントコーヒー
- 飾りボタンなど
ほぼ日手帳に合うカバーは、見つけにくい
いつもは厚紙や、ベルベット調の紙を貼ったりしてますが、今年は「文庫サイズの本カバーに、スタンピングリーフを施す」というやり方に決定。
こちらの無地の本カバー「文庫サイズ」を用いています。サイズはきっちりピッタリというわけではないですから、ほぼ日で出しているちゃんとしたやつを買うのが一番ですけどね。
ありがたぁく、デザインを拝借する
フレーム部分は、仕事だけではなく、趣味の部分でも有益な情報先として頼りにしている「コリス」でよく紹介されている「Design Cuts」で、過去に売り出されていた3,200円の素材の中にあった「フレーム」を使いました。
※今回自分が使った素材は、Design Cutsの「海外の方」で買った物を使ってますが、Design Cutsには日本用のサイトもありますよ。
「Design Cuts」でよく売り出される3,200円の素材週は、まあなんと多い数!かつデザインのジャンルや幅も広く、マメに売り出してくれる!(いつもいつも告知ありがとうコリス!)で、大変重宝しています。
この素材の中に素敵な「フレーム」があり、そのフレームを軸に「任天堂の公式サイト」やら「ゲーム画面をキャプチャーした画像」を、PhotoshopやらIllustratorやらで編集して、手帳に収まるデザインに変更しました。
文章は、なんて書いてあるの?
表紙の下部に文章が嗅いてありますが、これはゲームのネタバレになる部分です。気にする人は下はスルーでお願いします。
「ファイアーエムブレム風花雪月」は、キャラクターの名前が「ドイツ圏でよく用いられるものが多いと」感じ「だったら、闇の世界からの脱出シーン『時のよすがに・・・』のセリフを、ドイツ語にすればかっこよくね?」と考え、そのセリフを「ドイツ語」にしたものを書き付けました。
ドイツ語翻訳は
- Switchを「ドイツ語設定」にする
- 字幕付きにして、そのシーンを再生しキャプチャー
という無駄な努力を経て、それらしくタイピングしてます。
キャプチャー後、あらやだ日本語に戻せなくて四苦八苦。余談ですが、語りかけるシーンをドイツ語にしたところ「最後にクエスチョンマーク」がついてました。言葉圏でニュアンスが違うのでしょうか?
先駆者様たち、いつもありがとうございます
「合皮にスタンピングリーフを貼り付ける」流れは
- 「貼り付けたいデザイン部分」が残るよう、デザインした画像を白黒反転させ、コピー機で出力
- 出力した紙の上に、スタンピングリーフを乗せて、アイロンをかける
- つや消しスプレーを、本カバー全体に噴霧する
- その上から「貼り付けたいデザイン部分が残ったスタンピングリーフ」を重ね、アイロンをかける
このやり方は、蒸気婦人をはじめ多くの先駆者様たちが構築されているので、そのやり方を習って進めてます。いつも有益な情報ありがとうございます。
本カバーの本体部分は「フレーム」を「ゴールドカラーのスタンピングリーフ」で貼り付けました。
栞部分のデザインは?
本カバーの細いベルト「栞」部分は、「鱗状のデザイン」を「ゴールド・虹色カラー」のスタンピングリーフを2重に密着させています。
細いベルトのようなものが「栞」兼「デザインの一部」として縫われており、この栞の部分は「いざ○○○○の○○の一部を使って、魔導書を作り上げてみたが、その余りある力を制御しきれないため、マクムートの鱗を巻いて制御を試みている(ゲームをある程度進めた人だけ解ってください)」という、またファイアーエムブレムの世界観をありがたく用いた妄想に繋がる結果に。
- ベルト部分全面にスタンピングリーフの「ゴールド」を密着
- その上から、つや消しスプレーを塗装
- 密着部分をうろこ状に残したスタンピングリーフの「青貝」を密着
と、スタンピングリーフを2層に重ねて密着しました。
鱗の部分は、残念ながら綺麗に密着してはくれませんでしたので、これはまた次の工作の宿題になりそうです。
今年は磁石じゃなくて、マジックテープ
最初は「栞」部分に磁石を貼り付けて、この部分を「ぱたんと閉じるマグネット」にしたのですが、手帳のサイズに対してマグネットの面積が少ないためか磁力が足りず、すぐに開いてしまいます。
このため、マグネットはマジックテープに差し替わりました。
角金が入らない!
今回の一番の失敗、今までの「厚紙にベルベット紙を貼る」やり方と一線を画する問題「厚み」です。カバーの厚みは想定外でした。市販の角金が入らないのです。
角金が入らないと、本というより「まんまカバー感」が残ってしまい、どうにかして飾り付けできないか・・・と考え
- 角金を「表側」と「裏側」に切断する
- 本カバーの表側に「表側」のみ、接着剤で貼る
- 本カバーの裏側はグルーガンで補強し、そのグルーガンが熱いうちに、スタンピングリーフを押し付けて、金属っぽくする
という作業で、むりやり角金を貼り付けています。早々に外れてしまう気もしますが・・・。
そして、例によってインスタントコーヒーで汚す
手帳本体のフチ、本カバーの裏を「濃いめに溶いたインスタントコーヒー」で汚して、古びた感じに仕上げます。
本来なら本カバーの裏は汚す必要がないのですが、本カバーのサイズに余裕があるため「閉じたときに、きれいな内布」が見えてしまい目立ちます。このため、目立たないように汚しました。
手帳を古びた感じに塗装する時に「なんでインスタントコーヒーで汚してるの?もっと良い塗料とかないの?」という質問を頂いたことがあるのですが
- 慢性的にインスタントコーヒーを飲むので、家にある
- 手帳を見せた時に「これコーヒーで色つけたんですよ」と伝えると「あ、ホントだーwww」と手にとった人が匂いを嗅いだりして、ネタにしやすい
とまあ、そんな単純な理由からでした。
当初は、本カバーそのものもコーヒーで汚したのですが「古びた感じ」ではなく「本当にコーヒーこぼした(PVCレザーなので、滲んだり染み込まない)」ように見えてしまうので、表面の汚しはそこそこに終わってます。
とはいえ、PVCレザーにアイロンを何度も当ててるので「リアルな熱ダメージ」が加わっており、作業終わる頃には本カバーはヨレヨレに。合皮工作される方はどうぞお気をつけて。
ヨレをごまかすためと、本カバーのサイズに余裕があったため「詰める」ために、手帳と本カバーの間に「ベルポーレン」を挟んであります。
中途半端に厚みがでたので、もうデコろう
今年の手帳は、残念ながらマグネットで「ぱたん」とは閉じられず、マジックテープでの開閉になったため、全体的に厚みがでてしまいスマートに仕上がらない結果に。
もうこうなったら、マジックテープ部分をデコって「デザインの一部」と捉えてしまえと思い、なに合うボタン無いか無いかと探してみると「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN」がリリースされたときに販売された「イヤリング(ピアスに改造したのですが、重かった!)」が出てきました。
これ、造形は素晴らしく「狼がリングを加えている」というデザインで、かつリングはちゃんと動くという細かいつくりなのです。
アクセサリーとしての金具の部分を取り外し、狼部分のみをマジックテープの開閉部分に貼り付けた結果、あらまあ「任天堂とスクエア・エニックス」のコラボになるという結果に。
英雄の遺産なんだから、たまに震えるんだよ(妄想)
本カバーの合皮表面に「細かい凹凸」があるため、きっちり密着はできませんでしたが、これは逆に「ある程度すすけた、古びた感じ」に仕上がってます。戦闘で持ち出した時に、ブルブル震えてくれないかなー(妄想)。
そして最後に一言、
3クラス皆が幸せになれるような追加エピソード、お願いします!!
あと門番さんの支援追加お願いします!!