2019年版の呪いの魔術書を作りました
スタンピングリーフの「アイロンをあて布を使ってあてる」という本来の使い方ではなく、ヒートカッタを使うというイレギュラーな使い方をしてますし、ヒートカッターを紙にあてるという危ない使い方もしています。工作は自己責任でお願いします。
去年と同じように作っていますが、スタンピングリーフを「変則的」に使ってます。スタンピングリーフの無駄が多くなっちゃうので、あまり良い工作とは言い切れないと思いますが・・・。
今年もほぼ日手帳A6サイズ
今年も懲りることなく、手帳を「呪われた魔術書」風に、カスタマイズしました。
仕事とプライベートごちゃ混ぜで予定を書き込むため、毎年毎年手帳の大きさに迷っていました。大量に情報を書き付けたいときもあるのですが、A6だと量が書けず・・・だからといってカズンは重たくて大きいし、さてどうしようと悩んでいたのですが、最近はなにか書きつけようとするときには「Scrapbox」を利用することが多くなり(そもそみ悪筆すぎて読めないこともあるので)今年も、A6の手帳をカスタマイズすることにしました。
材料など
- お好みの手帳
- 厚紙(100円ショップの色紙をよく使います)
- シート型マグネット(冷蔵庫に貼る、水道屋さんの広告マグネットでもOK)
- マスキングテープ
- 両面テープ(紙を上手に貼れる方なら、のりでも大丈夫ではないでしょうか?)
- 外装の紙
- 見返しの紙
- しおり用の紐
- 角金
カラーコピーでスタンピングリーフ
スタンピングリーフは「熱を加えると、印刷したトナー部分に金箔が密着する」というカラクリであり、去年すでに「カラーコピーにも密着する」のを実験済みです。
去年は「カラーのイラストを白黒反転コピーして、残った部分を密着させる」ということを試しましたが、コントラストがはっきりしていないイラストだと「どれくらい密着するか」が推し量りにくく、去年の死神は「金箔が付きすぎて、イラストが分かりにくい」結果に終わりました。
今回は「きれいに狙ったところだけ、金箔をつける」ことを目標に作業開始です。
今年の絵柄は、これまたコントラストがぼんやりしそうな「骸骨」のカードに決定。
この絵柄を使って一部分だけスタンピングリーフで縁取るということを試すため、このカードをカラーコピーをして使います。
ちなみに管理人はタロットカード各々の意味だとかは全く知らず、好みの柄かどうかだけでチョイスしています。意味がわかってりゃ、もっと選びがいがあるだろうに・・・。
ヒートカッターで、縁をなぞる
表紙に使うタロットカードをカラーコピーしました。当初は、
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- カラーコピーの上にスタンピングリーフを置く
- 縁取りをしたい部分だけ、ヒートカッターの「先端」でなぞる
というやり方を考えていたのですが、さすがスタンピングリーフというべきか・・・まったく「透けない」ので、どこをなぞっているのかわからない!くしゃくしゃにして、金箔を薄くすれば多少は透けるんでは・・・と思ってくしゃくしゃにして重ねましたが・・・やはり透けない・・・。
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- カラーコピーの上にスタンピングリーフを置く
- スタンピングリーフの上に「同じ絵柄をコピーしたもの」を重ねる
- 「同じ絵柄をコピーしたもの」の上から、縁取りをしたい部分だけ、ヒートカッターの「先端」でなぞる
というやり方に変更しました。
用いたヒートカッターは、先端が細く、こんな形をしています。
※ヒートカッターを紙に当てると、当然「燃える」可能性が高いです。手持ちのヒートカッターの先端は「さほど温度が上がらない」構造になっていた可能性が高く、ヒートカッターを使う工作は自己責任でお願いします。
ペットボトルなどを切断するヒートカッターの「先端」で、ふちどりたい部分をぐりぐりこすり、大体の狙い通りの部分に、くっきり金箔が密着しました。
装丁用の紙の準備
外装は「紺色ベルベット調の紙」を使い、見返し部分は「起毛のデザイン紙」を使います。
この特殊な紙は、名古屋に住んでいたときは大変お世話になった「紙の温度」で購入しています。特殊で面白い紙が多く、去年の手帳もおせわになりました。
経年劣化や返り血をイメージし「濃いめに溶かしたインスタントコーヒー」で、ジャンジャン汚します。手帳をカスタマイズするときは、この作業が一番楽しい・・・。
厚紙を手帳に貼り付ける
インスタントコーヒーが乾いた後、厚紙を「表紙と裏表紙のサイズ」に切り出し、両面テープで貼り付けます。
のりを使うと「紙がベコベコになっちゃうんじゃないのか?」という心配をしているため、両面テープを使っていますが、もちろん自信のある方はのりでも問題ないと思います。
本当は「背表紙」の部分もかっこよくしたいのですが、ほぼ日手帳は「ぱたん、と手帳を広げることができて、書き込みやすい」のを売りにしてますから、背表紙に装丁や加工をしてしまうと、その利便性が失われるのではないかと思い、紙を貼るだけでフラットにしてあります。
シートタイプの磁石を接着
憧れのペーパーブランクスのように、磁石で「パタン」と閉じられるように「表紙」にシート磁石を接着、「裏表紙側からの蝶番部分」にマスキングテープで磁石を繋げます。
表紙のイラストを厚紙に貼り付ける
外装の紙を切り抜き、カラーコピーのイラストが見れるようにするため、先にカラーコピーのイラストを貼り付けます。
見返しの紙、外装の紙を貼り付ける
しおり用の紐を背着し、見返しの紙を表紙側と裏表紙側に貼り付けた後、外装の紙を貼ります。これも両面テープで作業していますが、もちろん自信のあるかたはのりでも良いでしょう。
今回は見返しの紙にかなり厚みがあり、ぴっちりと閉じられなくなってしまったので、手帳の「使わないページ」を何枚か切りました。
角金を蝶番部分にはめ込んで、完成
外装を内側に織り込んで接着した後、蝶番部分(この「パタン」って閉じる部分、なんて言うんですかね・・・どなたかご指南を・・・)に角金をはめ込んで完成です。
裏表紙は「アクリル絵の具で書き込み、歯車を押し付けて」スタンプのように使い、模様を出しました。そして今年も適当に翻訳した言葉をスタンプで押し付けています。翻訳あってるかな・・・。
なんだこれ、裏表紙のほうが目立ってる!
歯車を使って、セフィロートの樹を表現できないかなーと「アクリル絵の具が生乾きのときに、歯車を押し付ける」というやり方でチャレンジしたところ、思いの外うまいこと収まりました。いやこれは、裏表紙のほうが目立ち過ぎだわ・・・。