厨二病たっぷりにスチームパンクマスクを作ろう
こんな時代だからこそスチームパンカーの端くれなら、外出時に堂々と付けられるペストマスクやらガスマスクといった、厨二病丸出しのマスク一つは持っておかねばなるまいと思い、視界の安全性も確保できるマスクを作ることにしました。
コスプレ用のペストマスクは持っていないこともないのですが、ありゃ完全におもちゃですんで口も鼻もツーツーなんですよね。
市販の自転車用マスクをリペイント
当初はホームセンターなどで売っている「防じんマスクなどをガスマスク風にカスタマイズしようか・・・」と考えてましたが、ネットをフラフラしていると、どうやらツーリングやサイクリング用の「ライダー用防塵フェイスマスク」を発見。
フィルター付きのバルブ部分が、これまた厨二病ホイホイなデザイン・・・。
生地の色や、フィルター付きバブルが「黒」だったため「おおっ!これはゴールドのアクリル絵の具のドライブラシ塗装で、なんかそれっぽくなるかも。鼻の形にフィットするアルミ板も、デザインに一役買ってくれるに違いない!」と考え、購入し工作に至りました。
内側の不織布を、市販のマスク生地に交換
購入したフェイスマスクは、内側やバルブ部分にきちんとした不織布がついたマスクです。
ただしその色が白いため、工作したときに目立ってしまうため、市販の地味な色のマスク生地を更に目立たないよう、黒く塗ったものに交換しています。
あとは塗装するだけで、
- 鼻にフィットするアルミ板と、バブルに文字消しも兼ねてヤスリがけ
- マスク全体をゴールドのアクリル絵の具でドライブラシ塗装
- アルミ板とバブルを「マッキーのゴールド」で塗装
- 不織布代わりのマスク生地を、本体の内側・バルブ部分に装着
の手順で、工作は終了しました。
マッキーのゴールド 食いつきも塗料の伸びも良し
ところで、今回の工作でぜひ注目してほしいと思った塗装道具がこちら。
マッキーのゴールドカラーです。
「ポスカみたいに厚塗にしないと駄目かなあ」と思いきや、なんとまあ薄く塗装できてアルミ板・プラスチックとの食いつきもよし!
たまたま下地やヤスリ処理と相性が良かっただけかもしれませんが、ガンプラ勢の方々あたりも重宝しそうな落ち着いた色合いのゴールドに仕上がったように思います。
見た目は完璧なのに!サイクリング用なので・・・
このマスクを仕上げたのがハロウィンの時期ということもあり、Zoomのハロウィンイベントに装備したり、日本蒸奇博覧会で装備したりしたのですが、実際に装備してから「・・・あああああ!!」と気がついたことがあり・・・
サイクリング用だから、顔を上に向けてないと落ちやすい!
普通のマスクとは異なり、耳に引っ掛けるのではなく、上の写真の通り後頭部よりもっと下の「首の後」でマジックテープを止めて装着するフェイスマスクです。
もともと「ツーリング・サイクリング用」のフェイスマスクですので「ガチなサイクリング用の自転車に乗車した場合に、顔を前に上げる(首を上に曲げる)姿勢前提」でちゃーんと作られているため、首をまっすぐにしている通常の姿勢で長時間使うと、マスクが若干ずれ落ちてしまう・・・という問題が発覚。単純に管理人の確認不足ですね。
もし通常の姿勢でこれを使う方は、滑り止めか、マスクを耳にかける紐を追加するなど、一捻りしておいたほうが良さそうです。
イベント主催者様、スタッフの皆様、お疲れ様でございます
・・・とまあ「厨二病っぽいマスクを堂々と装着」してみたいという願望は無事に叶えられたのですが今現在、クリエイティブなイベントをオンラインでもオフラインでも、必死に開催してくださる運営様方のどれほど尊いことか。
小規模ではありますが、過去にスチームパンクイベントを裏方の一人としてお手伝いしたことがあります。そのときは感染症予防なんて全く予想しないでの開催でした。それでも結構大変だったなあという覚えがあるというのに、しっかりと感染症予防策をとった上で、このご時世に開催してくださるなんて実に頭の下がる思いです。