ほぼ日手帳をまた魔改造2021 魔法陣が飛び出す魔導書

魔法が飛び出す魔導書2021 厨二病アイテム

「魔法が飛び出す魔導書」づくり

懲りずにまた作りました魔導書手帳。痛々しいデザイン・・・。

魔導書2021

ガワにスタンピングリーフを転写しておしまい・・・では、やはりつまらない。
今年はどこかの1ページを開くと「魔導書っぽく魔法陣が飛び出す仕掛けを作ろうと決意。大きく分けて手帳のガワ」を作る工程と「飛び出す魔法陣」のギミックを作る工程に別れます。

道具やら何やら

  • 手帳本体
  • 手帳サイズのPVCレザーのブックカバー
  • スタンピングリーフ
  • ボタン
  • 装丁用のアクセサリーパーツ
  • 角金
  • ラミネートシート
  • 透明のクリアファイル

他、接着剤や工作用紙など

今年もほぼ日手帳 ただし厚みが薄いやつに

ほぼ日はいつのまにか毎日1ページ部分が少ない「薄めで軽いやつ」が出てたんですね。ここ数年で後ろの毎日1ページ部分を、持て余し気味になっていたので、薄いday-freeで作ります。
これは偶然なのですが、飛び出す魔法陣の見開き部分は「厚紙」で作ったので、この薄いday-freeに厚みが足され通常のほぼ日手帳なみの厚みになったので、結果都合が良くなりました。

いままでは工作後に厚すぎるという理由で、使わないページをよく切ってたもんなぁ。

ほぼ日手帳dayfree

ほぼ日手帳 2024
持つ人それぞれが自由に使えるLIFEのBOOK「ほぼ日手帳」の公式サイト。サイズ、フォーマット、カバーなど、バリエーション豊富に展開する手帳や、ひきだしポーチ、文具を販売するほか、さまざまな読みもの記事を更新。

痛々しい設定 バハムートの幼生を封じ込めた禁書

「バハムートの幼生を無理やり封印して魔導書を作ってみたけど、なんか全然制御できなくて魔法が暴走している魔導書に、封印の帯を巻いた」という、なんとも痛々しい設定を思いつき、名古屋に生息していた時にこちらのお店で購入したアクセサリーパーツを使用。

バハムートの幼生・・・というかアクセサリーパーツ

名古屋市大須店abc500enハンドメイド雑貨・レジン専門店
愛知県名古屋市中区大須4丁目2‐55 3階 abc500en大須店。ハンドメイド雑貨を委託販売しています。体験教室も開催中。

このお店は工作用のパーツ数も多く、またダーク系のパーツや、歯車などのジャンクパーツも取り扱っており、厨二病工作では色々とおせわになったものです。過去記事で歯車のジャンクパーツをペンダントにしてますが、それもこちらのお店で購入しています。

ガワの工作 まずは去年の反省点

去年の魔導書工作に使ったブックカバーが大変使いやすかったので、今年も同じシリーズの色違いを用いることにしました。去年はネイビーですが今年はグレーを使用。

ブックカバー表

去年は閉じるベルトの部分に「マジックテープ」を貼って閉じていましたが・・・実はこれ、半年ぐらいで剥がれてしまいました。
無理やり接着した角金も案の定、すぐ剥がれてしまい・・・ごくごく普通のブックカバーに。

普通のブックカバーになった魔導書

その後はボタンを打って使っていましたが、なんだかんだ言ってこちらのほうが手帳として使い勝手がとってもよくなったため「んー、じゃあ今回は最初っからボタンつけりゃいいかあ・・・」という前提に。

手帳のガワのデザインは、今回もデザインカッツで購入済みの素材を組み合わせて使っています。やっぱりプロが作った素材は使い勝手が良い!

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なお、ガワのブックカバーのざっくりとした工作手順は以下の通り

  1. しおり部分にボタンを打つ
  2. ブックカバーにつや消しスプレーを噴霧して乾燥
  3. ブックカバー用のデザインを施したスタンピングリーフを貼って、アイロンで転写
  4. ブックカバーの表紙側を一部を切り取る
  5. ブックカバーの表紙側に台紙を入れて、切り取った部分に黒のグルーでドラゴンを密着
  6. 黒のグルー周辺を銀で塗装
  7. 厚みに合った角金をつける 今年は1年保ってくれ

の手順で進めています。

ボタン打ったブックカバー
スタンピングリーフと魔法陣

スタンピングリーフを手帳に貼り付けたところ

ガワであるブックカバーが完成

※転写に一度失敗してしまい、完成品と途中経過のデザインが一部違います。どうぞご勘弁。

手帳ガワ表

手帳ガワ裏

もしかしたら「バハムートの幼生」という設定にしたアクセサリーパーツの固定は、表紙側のPVCレザーをを切り取らず、つや消しスプレーをかける前に直接グルーで密着しても良いのかも知れません。しかし、グルーの剥離がちょっと怖いのと、スタンピングリーフを転写する作業手順の都合で、切り取った上で台紙に貼るようにしました。

飛び出す魔法陣を作成

さて、いざ魔法陣を描いてみようとなっても、なかなかそれっぽいものをゼロから作るのはやっぱり大変。
なんかラクできて、かつカッコいいそれっぽいものはないのか・・・とネットをウロウロしていると、これまた仕事の情報でも、趣味の情報でもお世話になっているコリス様の記事で、こんな情報を発見。

商用利用無料の魔法陣のフリー素材! クリックするだけで、魔法陣を無限に生成できるジェネレーター -daisy bell
Windows, macOS, Linux対応、魔法陣を無限に組み合わせて生成できるジェネレーターを紹介します。生成される魔法陣はSVGとPNGで出力でき、個人でも商用でも無料で利用できるフリー素材で

おお!なんかラクできそうだし、カッチョイイ!と早速ダウンロードしてデザインに用いました。
先述した「手帳のガワ」のデザインの一部にも、引用しています。

ルーン文字フォント セット RuneAMN Series Fonts free - デイジィ・ベル - BOOTH
『RuneAMNシリーズ』は、ルーン文字を一般的な環境で入力が簡単なラテン・アルファベット(A〜z)に割り当てたフォントです。 ファンタジーなイラスト・デザインなどにどうぞ。 Pixiv/BOOTH アカウントが無い方は、下記ページのリンク...

魔法陣が飛び出すギミックに関しては、倉戸みと様の魔導書、ポッピアップカードの作家様の型紙を参考に作らせていただきました。
これらの記事、どちらも型紙を開示されており、かつ動画まであって本当にいい記事なのです。なんて優しいパイオニア。

「魔導書のアレ」の作り方【無料型紙つき】
■魔導書を開くと、とびだす魔法陣! もはや和製ファンタジーの定番、「空中に浮かぶ魔法陣」。 VRやプロジェクションマッピングでも再現されていますが、 「飛び出す絵本」の要領で、プラ板と蓄光塗料で作ってみました。

『夏色カードが冬のカードに』
夏らしいブルー系の円をアドリブ貼りしたミニサイズのカード。仕上げにクラフトパンチで型抜きしたスノーフレークを散らしてみたら…一気に冬のカードになりました(笑開…

飛び出す魔法陣そのものと、飛び出すギミック部分は半透明感を出しつつ、ある程度の強度をもたせたかったので、ラミネートシートクリアファイルを使っています。

飛び出す魔法陣全体の制作は、

  1. スタンピングリーフに魔法陣を転写
  2. そのスタンピングリーフをラミネートシートに貼り付けて、丸くカット
  3. 丸くカットした魔法陣を、ポップアップカードのようにバランス良く配置して接着
  4. 「立体的に織りたたむ部分」はクリアファイルを切って、折って使用

という順序で作りました。

ラミネートに魔法陣を転写

カッチョイイ魔法陣


小さい魔法陣は「マジロラ魔法雑貨店」で取り扱っているレジンシートを丸く切り取って使いました。厳密に言えば魔法陣ではないかも知れないけど、カッコよければいいじゃないか。

飛び出すギミック部分

飛び出すギミック部分横から

ところで、ラミネートシート同士の接着は何が一番適しているのか・・・なかなか接着剤が乾かず時間がかかりました。接着剤が染み込まないし、揮発もしにくいんだし、そりゃ時間かかるわな。

魔法が飛び出す見開きページに、飛び出すギミックを固定

魔導書っぽいデザインの見開きページを作り、そのページに魔法陣が飛び出すギミックを固定させて完成です。

飛び出すギミックを固定


手帳そのものは、購入したそばからインスタントコーヒーでバッシャバッシャ汚しまくっており、血で汚れた指の跡も再現。また前の持ち主は暴走を止められなかったのか・・・。

汚し過ぎだよ返り血・・・

まあ、飛び出す絵本なんだし、動いてないとぶっちゃけ分かりづらいので、動画を撮ってみました。

手帳のサイズからすると、肝心の飛び出す部分が小さく感じてしまう結果に。
飛び出す絵本やポップアップカードの「折りたたんだときに、はみ出さないバランスを考える」のは大変な作業なんだなあとしみじみ。

先駆者様たち、クリエイターや作家の皆様に感謝

自分の工作は、ゼロから作らず市販品をどうこうしてみたというものがほとんどですが、今回はデザインはもとより「技術」の部分に関しても多方面からの情報や素材を使わせていただきました。自分自身もネットの隅っこで情報をどうにかして喰っている一人として、ネットを使って情報を開示していただいている皆様に感謝感謝。
自分の痛々しい厨二病工作なこの記事も、ネットの海の中で誰かの目に入ればこれ幸い。

各位に感謝

蛇足。

力を封印したベルトの部分は「その身に余る力を持つんじゃない。身の程を知れ」みたいなことをラテン語翻訳任せで描いてあります。どうしてそんな危ない魔導書作ろうと思ったかね。

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