中身は、タダの化粧品です
スーパー銭湯によく通うようになったため「携行用に小分けにした化粧品」が必要になりました。もちろん最初から旅行用の小分けの入れ物に入れればいいのに、また怪しげな外観にできないかなぁ、と考え工作してみることにしました。
100円ショップって、なんでもあるなぁ
もちろん最初は「魔法使いの薬入れみたいな、変なデザインとかは売ってないのだろうか?」と検索してみましたが、その多くが「外観が美しいガラス製」であることが多いのです。
そもそも自分がほしい容器が「お風呂場で使っても、落としても迷惑をかけないプラスチック製」を求めてるので、なかなか要望にあう容器が見つかりません。このため「ちょうどいい容器の外装を剥がして、なにかイラストを書くか、貼るかしよう。」と考え、100円ショップでちょうどいいサイズ、かつ鮮やかな色合いケースに入った化粧品があったため、購入したのですが・・・。
有機溶剤で印刷が落ちない・・・
さて、化粧品を買ってきて中身を使い切ったあと、まずは「印刷部分を落とす」ことからスタートなんですが・・・。
「ハクキンカイロのベンジンもあるし、シールはがしもあるし、まあバッシャバッシャかけてこすれば多分落ちるだろ!」と、大雑把に考えていたのですが、これがどうしても落ちない!
もしかしたら、綿棒のような細かい作業でじっくりやればよかったのかもしれませんが、まあ落ちない!!溶剤で落とすことを諦めます・・・。溶剤の選択を抜本的に間違ったのか、生産ロットにもよるのか・・・。
印刷の上から、イラストを貼ることも考えたのですが「なんかソレは負けた気がする。」と思い直し、別の落とし方を検討することに。
紙ヤスリでこすって、印刷を落とす
本体はプラスチック製なので、印刷部分は紙やすりでこすってしまえば簡単に落とせるんですが、その傷跡をどう目立たなくしていくか?
これは「最初は60とか200の荒い紙やすりでこすっていって、最終的には1000番とかできれいに整える。」ことにしました。
さすがに60番ぐらいの紙やすりだと、ボッコボコのザラザラ。
基本的に、紙やすりは
- 小さい番号:目が粗い
- 大きい番号:目が細かい
このため、徐々に「大きい番号の紙やすり」に変えてこすっていくことで、表面をなめらかにしていきます。
240番あたりでこすっても、全然なめらかな感じにならず、だんだん不安になっていきます。失敗したか?
600から1000番ぐらいで、やっと表面がさらさらになりました。
ところで、どうして60番、240番、600番、1000番でこすったか?ですが「近所の100円ショップと、ホームセンターに売っていた紙やすりが手元にあって、それで作業したから」で、大した意味はありません。
もっときちんと紙やすりを探せば、2000番ぐらいまで手に入るのでしょうが、何も金属表面を鏡みたいに研磨するわけじゃないですし、ニスも塗りますし、そもそもがゆるい工作なのでこれで十分です。
外装イラストは、マスキングテープ
鉱物や植物が描かれており、縁がアンティーク風に変色しているデザインだったりで、非常に気に入っているマスキングテープ。これを外装に用います。
紙やすりで擦った本体を洗浄乾燥後「イラストの一区切り」部分を貼り付けました。
最初は1枚だけ貼り付けたのですが「瓶本体の色」が透けてしまい、マスキングテープの柄があまり目立ちません。このため同じ柄の部分を2枚重ねて貼り付け。
2枚重ねて貼り付けると、どうしても「柄のズレ」が出てしまいますが、これはこれで古ぼけた感じになっておもしろいのではないかと思います。
上からニスを塗って、乾燥させる
瓶とマスキングテープの上に、水性タイプのニスを重ね塗りして完成です。
多分塗装のプロから見たら「おいおい厚塗りしすぎだろ」というレベルなのでしょうが、古ぼけた感じになるのでこれまた良しとします。ニスを塗ると、ヤスリの跡はほとんど見えなくなりました。
プッシュ部分も、古ぼけた感じにできたらなあ
キャップは黄色の透明塗料を塗装後、ニスを厚塗りにしてあります。
右端のクリームケースは特に記述するまでもなく、同じマスキングテープを貼ってニスをぬっただけの作業です。ただただ化粧品、乳液、クリームと3つそろえたかったんですよ・・・・。
ところで、プッシュ部分がどうしても「現代の工業製品感」が丸出しで、ここもなんとか古ぼけた感じにしたいと思っています。金属部分はどうしたものやら・・・。
なあんだ、使い倒してスレさせればいいのか。